嫉妬について
- 名無し
- 2024年2月27日
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本気で相手を好きな人は嫉妬心を抱きがちだ。それこそ相手が他の異性と仲良さげに話していたりすれば嫉妬で燃え上がったり、心が荒んだりしてしまうものだろう。自分も嫉妬心は人一倍強い……と思っていた。
が、実際彼が他の女性と親しげにし、思わせ振りな態度をとっていたとしても“受け容れている”自分がいる。受け容れる、というのはその事を良しとしている訳ではなく、それに対して受け流している。多少なりともモヤモヤは残るものの、別に激しくそれを嫌うことはしない。心にストッパーをかけているのもある。だって、嫉妬で怒り狂う自分なんてみっともないから……恐らく彼を愛する者として、女性キャラに対する嫉妬は恥ずべきことだと脳味噌が潜在的に認識している。だからそのキャラを否定しないし、これはこれ、それはそれと受け容れているのだろう。まぁ、そもそもに映画のラストでその女性キャラがキッパリ振ったのもあるが。これで恋仲になっていたら私はどうなっていたか分からない。いや想像したくない……
そして、もう一つ。BSS(僕が先に好きだったのに)だ。好きな相手を他の異性に取られるシチュエーションに興奮してしまう自分もいたのだ。最初は正直拒否反応があるが、同時にどこかドキドキしてしまっている自分もいて……
初めて、その性癖に戸惑いつつも、向き合うきっかけになったのは、グレゴリーを好きになりたての時、検索かけた時に偶然見つけてしまったある小説の粗筋だ。BLカプ作品ではあるが、簡単に言うと、片方の相手が好きな女性をグレゴリーが奪う話だ。しかもグレゴリーはその片方の相手に振り向いてほしくってワザと好きでもない女性とセックスする。クローゼットにその片方の相手を押し込めて、自室に女性を招いて。セックスを。
グレゴリーが他の女性と……セックス……
当時の自分は脳を破壊されたままその粗筋の内容を記憶から掘り起こして必死に自身を慰めた。そして気付いた。あぁ、こういうのが好きなんだ、結局……と。最低だ。